コラム

FCチェーンの海外展開事例(1) ~大戸屋~

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FCチェーンの海外展開

日本のFCチェーンの海外展開の話題が新聞紙面を賑わせています。かつては低コストを目的とした製造業の工場進出が大半でしたが、最近では小売業、飲食業、サービス業のフランチャイズチェーンが、海外マーケットの獲得を目的とした展開が増えています。しかし、進出するという話題の一方で、撤退するということもよく聞きます。海外展開で成功することは容易ではなく、念入りな計画としっかりとした準備が必要です。FC研では、実際に海外展開をして成功しているFCチェーンへのヒアリング調査を通じて、海外展開の実態や留意点などを明らかにしました。その成果をまとめたものが小冊子『FCチェーンの海外展開ハンドブック』です。
本コラムは、この冊子より抜粋掲載しています。
※H26年3月発刊時の情報であり最新の情報ではない点はご了承ください。

FC本部8社の海外展開事例

日本を代表するFC本部8社から、海外進出のきっかけや苦労話など貴重な話を聞くことができた。いずれのFCチェーンも今では海外の複数国に展開しており、海外展開ノウハウが蓄積されていると考えられる。こうした本部の事例は、これから海外進出を目指す企業にとって大いに参考となるであろう。
今回は「大戸屋」の事例を紹介。

FCチェーンの海外展開事例 ~大戸屋~

商品の味の要となる調味料類は日本から運んでいるが、輸入食材に高率の関税をかける国もある。
本部が日本にありながら海外店舗を管理するのは難しい。日本国内であれば、加盟店との連絡も取りやすいし、本部に設置している現場支援チーム(店舗開発、設計、厨房設備管理、商品管理等)の派遣もすぐにできる。しかし海外店舗は距離的に遠いため、細やかなコミュニケーションや機動的なサポートの実施が難しい。
成功するために心がけているのは、まず直営で最低5店舗出店し、当該国でのビジネスモデルを確立し、経営を軌道に乗せてからフランチャイズ化をすすめること。海外は不安だから、またリスクが大きいからと、直営店を出さず、最初から他人依存的にFC店ではじめてしまうと、かえってうまくいかない。
知らない地域に出店するには、独自で行うより、そのエリアのマーケティング特性に精通している企業とパートナーを組んだ方が、成功の可能性は高くなる。なので、海外展開においても、理念・目標の共有ができ、その上で店舗展開を進める力のある、優良なパートナー様と組めるかどうかが重要。
リスクは、海外展開が失敗した際の、企業イメージ、ブランド力の低下である。

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海外展開を成功させる「FCチェーンの海外展開ハンドブック」

■海外展開をして成功しているFCチェーンへのヒアリング調査
■海外展開の実態や留意点などを明らかに
日本のFCチェーンの海外マーケットの獲得を目的とした展開が増えています。 しかし、進出するという話題の一方で、撤退するということもよく聞きます。海外展開で成功することは容易ではなく、念入りな計画としっかりとした準備が必要です。本書では、実際に海外展開をして成功しているFCチェーンへのヒアリング調査を通じて、海外展開の実態や留意点などを明らかにしました。海外展開を計画しているFC本部様必見の書物です。

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