コラム

低額投資FCの概要 ~学習塾業界について~ 『成功する!低額投資フランチャイズ(H25.3発刊)』より

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低額投資フランチャイズ

本コラムは平成25年3月に発刊した『成功する!低額投資フランチャイズ』より抜粋掲載しています。
※H25年3月発刊時の情報であり最新の情報ではない点はご了承ください。
以下、成功する!低額投資フランチャイズ ~はじめに~ より

私たちは最近の潮流となっている低額投資FCビジネスに注目し、FC本部・加盟者に調査ヒアリングをして、その実態を明らかにしたいと考えました。調査ヒアリングは過去3年間のフランチャイズ・ショーで標準開業資金1000万円以下として記載があった出展企業を中心としてFC本部21社、FC本部から紹介いただいた加盟店7社、合計28社に実施しました。業種をみると、学習塾から介護事業、リサイクル、生活支援など最近の潮流を代表する業種から広くヒアリングすることができました。本書は、これからFCチェーンへの加盟を検討している加盟希望者だけでなく、FC本部企業にとっても参考になる内容となっています。フランチャイズ・ビジネスの発展に向けて少しでもお役に立てれば幸いに存じます。

学習塾業界について

学習塾のフランチャイズは増加傾向にあります。フランチャイズで学習塾を展開する本部は、私たちの調査では個別指導方式が主力であり、一部の加盟店では、個別指導と併せて、集団指導を行っていましたが、ここでは個別指導学習塾にしぼってまとめます。
個別指導学習塾は、大手(教室数1千校クラス)、中堅(教室数200~500校クラス)、新進(教室数10~50教室)に分類できます。今回の調査では、それぞれの1本部(及び加盟者)を選定して調査致しました。
FC本部の示した初期投資額は、概ね1千万円以内に収まりましたが、一部1千万円を超えた本部があり、また数ヶ月の生活費として200~300万円を用意するよう事前に示した本部もあり、概して慎重な資金調達を求めており、その面では安心できる事業と思われます。
モデル収支では、売上高に対し営業利益率は35%~50%で、非常に高い利益率を示しておりましたが、これはオーナー収入が営業利益に含まれているケースが大半であり、モデル収支を判断する場合には重要な注意点であります。
新進本部、中堅本部では、加盟店の開発したノウハウの共有、取り入れ、学習塾の社会的使命を強く意識していることを感じました。
学習塾の加盟者は、日本の公教育の現状に危機感を持っており、もっと教育予算を増やさないと日本の教育は、更に厳しい局面に立つだろうと述べています。また、公教育では出来ていない、「しつけ」「道徳」「言葉遣い」等についても、積極的な教育や発言をしているのが目立ちました。また、教育実務についても、極めて的確な指摘があり、教育事業に熱意を持って取り組んでいる様子がうかがえました。
総じて、調査対象の学習塾は、情報開示、モデル収支、経営理念の徹底、オーナーへの指導は熱心であり、合格点が付けられます。
但し、言うまでもなく、日本では少子化が進行しており、30年後の出生数等を考えると、個別指導学習塾の将来は決して明るい言葉で述べる訳にはいきません。将来的には、学習塾の淘汰・再編も考えられることであります。筆者の見解では、学習塾は規模(教室数の数)によって決まるものではなく、経営者(本部も加盟者も)の抱く教育理念、情熱、スキル等によって児童、保護者から選ばれるものだと思います。
従って、規模の大小で本部を選ぶのではなく、本部経営者の人間力や、本部の持つ力、加盟者全体のレベルを見極めて選定されることを期待致します。


※FC研会長であり(株)日本フランチャイズ研究機構代表でもある伊藤恭が教育関連FCについてコラムを書いています。合わせてお読みください。
【最新FCトレンド|サービス業】なぜ教育関連FCが好調を維持できるのか?理由を解き明かす(2017.5.10)

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初期投資額1000万円以下「成功する!低額投資フランチャイズ」

■今、フランチャイズの主流はスモールパッケージ
■28社(本部・加盟店)の直接取材レポートを掲載
■低額投資FCに加盟して成功する10ヶ条を伝授

FCショーの出展社をみると、これまでは標準開業資金が数千万円かかるビジネスが当たり前でしたが、ここ数年では、1000万円以下の出展社割合が大半を占めており、明らかに低額投資のFCビジネスが時代の主流となってきています。
そこでまとめられた冊子が本書です。FC本部・加盟者計28社に直接ヒアリングを行い実態を調査し、低額投資FCに加盟して成功するための10か条をまとめました。
本書はこれからFCチェーンへの加盟を検討している加盟希望者だではく、FC本部企業にとっても参考になる内容となっています。

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