ゴーストレストラン

『ウィズコロナ時代に向けたゴースト・レストランの現状と留意点』の公開

フランチャイズ研究会では『ウィズコロナ時代に向けたゴースト・レストランの現状と留意点』のレポートを公開しました。近年日本でも広がりを見せているゴースト・レストランですが、実店舗の営業の有無や業態開発方法など様々な形態が存在しています。これらをまとめると共に、多様な視点から現在のゴースト・レストランの潮流について本レポートではまとめています。

目次紹介
第1章 はじめに
1.1 本レポートの趣旨
1.2 ゴースト・レストランの定義

第2章 デリバリー業態の歴史と発展
2.1 デリバリー業態の歴史
2.2 デリバリー業態の発展

第3章 ゴースト・レストランのビジネスモデル
3.1 ゴースト・レストランのマーケティング・ミックス
3.2 ビジネスモデルの分類と特徴について
3.2 ゴースト・レストランの今後に向けた課題

第4章 宅配ピザから見るゴースト・レストラン成立商圏の考察
4.1 本章の狙い
4.2 市区町村別の店舗数・人口相関
4.3 宅配ピザおよび宅配寿司の店舗分布
4.4 宅配業態の推定適正商圏

第5章 ゴースト・レストランに関する消費者購買意識調査
5.1 調査概要
5.2 結果概要
5.3 結果詳細と分析

第6章 コロナ禍おける大手外食チェーンの決算状況
6.1 すかいらーくホールディングス
6.2 一家ダイニングプロジェクト
6.3 串カツ田中ホールディングス
6.4 ワタミ
6.5 SANKO MARKETING FOOD
6.6 鳥貴族ホールディングス
6.7 ロイヤルホールディングス

第7章 海外におけるゴースト・レストランの現状
7.1 海外におけるゴースト・レストランの概要
7.2 アメリカ合衆国
7.3 中国
7.4 シンガポール

第8章 これからのゴースト・レストランの課題
8.1 ゴースト・レストランの今後に向けた課題
8.2 ゴースト・レストランの展開に関する留意点

 

当研究会の立ち位置と本レポートの狙い

当会は平成元年4月に中小企業診断士を中心として、「日本のフランチャイズ・ビジネスの健全な発展に寄与する」ことをミッションとした研究団体として発足しました。それから弁護士や税理士などフランチャイズ・ビジネスに関わる他士業を加えて活動を拡大し、30余年に亘りフランチャイズ・ビジネスに関する様々な研究および社会活動を行ってまいりました。

本レポートではフランチャイズ・ビジネスを研究してきた知見を基に、コロナ禍において急速な広がりを見せているゴースト・レストランを分析したものです。新興市場の急速な拡大期には契約や収支・ビジネスモデルといった様々なものが、体系化される前に店舗展開が進むものです。しかしビジネスモデルが未検証のままでの急速な展開は、業態の陳腐化やカニバリゼーションによる新興マーケット荒廃の危険性も孕んでいます。

本研究会は経営の現場のサポートと、アカデミックな学術研究を両立させることを目的として活動を行っています。本レポートは現状のゴースト・レストランに関する課題をまとめたものであり、最終的にゴースト・レストランの趨勢を見極めるまでには至っておりません。そうではありますが少しでも、新たにゴースト・レストラン事業への参入を考えている事業者、ゴースト・レストランに関する研究を行う各機関の参考となりうるものであれば幸甚です。今後とも、当会の活動にご理解ご支援の程、宜しくお願い致します。


フランチャイズ研究会ではその他に、フランチャイズの本部向け・加盟店向けの様々な書籍を刊行しています。是非ご覧になってください。

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