フランチャイズ用語集 ｜ のれん分け

長年勤め上げた従業員に店の屋号を使うことを許可し，報奨として独立させる制度のことをいいます。我が国独自の制度で，現在も飲食店を中心にのれん分けは利用されています。しかしながら独立開業資金の高騰や経営能力の不足，大手競合チェーン店の拡大などの理由で，伝統的のれん分けによる独立は難しい状況になってきました。代わりに，フランチャイズシステムによる社員の独立が利用されるようになってきました。形式としては一定の勤続年数，年齢制限，自己資金，能力などを満たす社員を対象にフランチャイズ契約を結んで，本部の直営店を譲渡，または運営を委託し，独立させることになります。