フランチャイズ契約のトラブル防止のためのガイドラインとして，公正取引委員会が発表している「フランチャイズシステムに関する独占禁止法上の考え方」，があります。この中で，どのような行為が，「ぎまん的顧客誘引（本部が加盟店の募集に当たり虚偽の，もしくは誇大な開示を行うことなどにより，競争者の顧客を不当に誘引すること」や「優越的地位の濫用（本部が加盟店に不当に不利益を与えることなど」といった独占禁止法に定める不公正な取引方法として問題になるか，具体的に表しています。また，取引関係のほか，独占禁止法違反の未然防止の観点から，契約前に開示することが望ましい事項についても定められています。
